個人事業主として働いた方が良いのか教えて!
そんなお悩みにお応えする為、
個人事業主とフリーランスの違いと
個人事業主として働くことのメリット・デメリットまでをご紹介します。
個人事業主とフリーランスって何が違う?
日本語を英語にしただけ?
くらいに思われるかと思います。
実際、私も以前はそれくらいにしか思っていませんでした。
売り上げが上がって、年間所得が上がると、
気になってくるのは税金です。
個人事業主として開業届けを提出し、
運営をしている方が、税金面の負担が減ります。
フリーランスと個人事業主の意味をしっかりと把握しておきましょう!!
少し紹介させて下さい。
この記事を書いている
私はSyounosuke(@syounosukeblog)です。
2020年末に脱サラして個人事業主として
仕事をしています。
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Syounosuke blog 運営人プロフィール
それでは早速、
個人事業主とフリーランスの違いをご紹介します。
本記事の内容
①個人事業主とフリーランスの違いは?
②個人事業主になることのメリット・デメリット
個人事業主とフリーランスの違い
結論からするとフリーランスという大きな枠の中に
個人事業主があるということです。
それぞれの言葉の定義について詳しく説明します。
フリーランスとは
フリーランスというのは
決められた企業や組織に属することなく、
案件ごとに契約を結ぶ「働き方」のことを示します。
副業などで個別案件の仕事をされている人もフリーランスですが、
会社などの法人を設立して
経営している人もフリーランスであるともいえます。
個人事業主とは
本来、個人事業主とは税務(法律)上の所得区分を示す言葉となります。
一般的には、個人事業主は法人を立ち上げず、
個人で事業を経営している人を示します。
継続性、反復性が認められる事業を行っていて、
「開業届け」を税務署に提出することで個人事業主となることができます。
個人事業主≒フリーランス
まとめるとフリーランスという枠の中に
次の3つのパターンがあるということになります。
- 開業届を提出していない人(フリーランス)
- 開業届を提出しているの人(個人事業主)
- 個人事業ではなく、法人を設立して経営している人(法人経営者)
フリーランスというのは大きな働き方の
範囲を示しているということだったのです。
フリーランスから個人事業主になる
メリット・デメリット
フリーランスから開業届けを提出して
個人事業主になると税金面での節約ができるようになるなどメリットがあります。
フリーランスから個人事業主になる
メリットとデメリットをそれぞれ詳しくご紹介します。
メリット
メリットは次の3つになります。
①確定申告で青色申告ができる
一番のメリットは確定申告で青色申告ができるということです。
フリーランスも個人事業主も、
年間の自分の所得を計算して、申告・納税をする
「確定申告」をしなければなりません。
確定申告には、
「青色申告」と「白色申告」という2つの申告方法がありますが、
白色申告は最大10万円の特別控除を受けられますが、
青色申告すると最大65万の特別控除を受けることができます。
開業届けを提出して個人事業主になるタイミングで
「青色申告承認申請書」を提出することで
青色申告ができるようになり、この最大65万円の特別控除を
受けることができるようになります。
「青色申告」と「白色申告」の
どちらを選択するかは自由ですが、
節税メリットを考えたら「青色申告」をしていくと良いでしょう。
②家族の給与を経費に計上できる
青色申告者になることで、
事業を手伝ってくれる家族が、
「青色申告者と生計を一にする配偶者、その他親族」であれば、
税務署に申請することで、
「青色専従者」とすることができます。
家族が「青色専従者」になることで、
その家族に支払った給与は全額事業の経費とすることができます。
経費となると、生計の所得の総額が減りますので、
その分、支払う税金が下がるメリットがあります。
③屋号付き口座を開設できる
個人事業主になる為に「開業届け」を提出しますが、
開業届を提出し、屋号を決めることで、
「屋号」+「個人名」の口座を作ることができるようになります。
青色申告する場合には帳簿の作成が必要です。
屋号付き口座を開設して、プライベートの口座と
区別しておくことで、帳簿の処理が効率的になります。
屋号付き口座の開設についてまとめた記事は次になります。
個人事業主 屋号付き口座開設をおすすめ【メリット・必要書類を解説】
続きを見る
デメリット
せっかく個人事業主になる場合には
青色申告をしていきたいところであります。
しかし、青色申告をする場合のデメリットは
「複式簿記」で帳簿しないといけないことです。
簿記の方法には「単式簿記」と「複式簿記」の2つがあります。
単式簿記では現金の収支や商品の増減などの取引内容を帳簿だけなのですが、
複式簿記は取引の内容を正確に把握するために、
「貸方・借方の考え方」や「科目毎の仕分け」など
を含めた複雑な帳簿をしていかなければなりません。
今では複式簿記を記録できる会計ソフトやアプリがありますので、
それらを活用し、青色申告をして、節税のメリットを
優先するようにしていきましょう。
まとめ:個人事業主になって節税対策をしよう!!
フリーランスというのは案件ごとに
契約を結ぶ「働き方」のことでした。
個人事業主はその「働き方」をしていて、
尚且つ「開業届け」を提出した個人で事業を営む人のことを示します。
また、個人事業主になって青色申告をすることで、
節税のメリットが発生してきます。
フリーランスと個人事業主の違い、
個人事業主のメリット、デメリットを理解して、
個人事業主が自分の条件にあっていたら、
開業届けを提出して、個人事業主の準備をしていきましょう!!